有限会社 大堀研磨工業所鉄鋼・金属・鉱業 岐阜県

機械の作業ながら鉄の膨張などその場の温度などで状況がどんどん変わっていくこともあるので人の手、人間の感覚を重要視しています。1個の部品から受注を受け、逆に1000個の大量受注は受けません。工場見学では、従業員さんと社長がお話している様子も雰囲気がとてもよく、インタビュー中にも聞いた従業員さんへの考えなどを聞いて、社長が従業員さんのことをとても大切に思っていらっしゃる気持ちが伝わってきました。

従業員の心の成長・教育を大切にしていますし、自分を好きになる自己成長をしてほしいと考えています。そのための手段として、この仕事があると考えています。世のため人のため精神を大切にしており、日々技術と心の向上を意識して働く中で、やりがいのある会社、社会・地域に貢献する会社づくりを目指しています。

取引先とは50:50で同等の立場、もしくは優位に立って取引を行うことで、自社製品に付加価値をつけているそうです。自社の高い技術力を外にアピールするために、様々な展示会に出展しています。やったことがない仕事でも、「やったことありません」と断るのではなく、「やったことありませんがやってみます」と返事をするそうです。取引相手に前向きな会社だと思ってもらえ、パートナーのような関係になることが出来るからです。

大堀社長は、従業員が会社に誇りを持ってほしいと考えています。従業員レベルでもっと技術力をアピールしてほしいし、そのためには従業員自らが企画・展開をしていけるようになってほしいそうです。「世界から注文される町工場になりたい」、それが社長の将来のビジョンです。

学生のみなさんには、自分にとって損得かどうかをだけを考えるのはやめて、とにかく行動してみてほしいと思っています。そう思って行動していれば、きっとその中の何かが自分のステップアップにつながるはずです。ステップアップしながら、自分らしさを忘れずに生きて、自分を好きになってください。