株式会社ユニゾーン鉄鋼・金属・鉱業 富山県

　工業製品の加工処理を主としていますが、装飾工芸品の制作にも携わっています。ガラス上にめっきをつけるという技法で、富山ガラス工房とタイアップした作品もあります。新幹線富山駅のエントランスには、「フロアシャンデリア」として、ガラスとめっきで作成したブロックが敷かれることになっています。長年弊社で技術に携わってきた方と、入社4年目の社員が50歳の年齢差を超えて共に取り組んだものです。　弊社はメーカーではないので通常は製品を作りませんが、工業用のめっきは非常に難易度が高く、その技術を持ちつつ、装飾工芸品の制作に活かすことができます。

品質第一、生まれる信頼
弊社は「めっき屋さん」です。正確には金属表面処理加工業と言います。製造業ですので、お客様の「かゆい所に手が届く」サービスと、良質な技術の提供を基盤とし、確実な信頼関係を築き上げていきます。

　国内製造の海外移転リスクの少ないインフラ、次世代交通関連、エネルギー関連が重要となりますが、弊社が担う範囲は、お客様の最終工程の“めっき加工”です。お客様の御要求を素早く、正確に把握します。製法(良い品を安定し作る)、工法(事業として量産し、安定供給する)、製造技術(競争優位に立つ。1円でも安く)を定め、お客様を加勢すべく、全社員一丸となって「三位一体(営業、製造、技術)」で動いていきます。

　事業環境の変化を読むことと先取り活動が大切だと思っています。めっきというミクロンの単位の金属の薄膜をお客様からお預かりしたものにつけてお返しする。製造業ですが、サービス業に近いです。お客様次第で大きく景況に左右されますが、それは当たり前のことだと思っています。信念を持ち、アンテナを張り、情報をキャッチしお客様とともに展開していきます。

　めっき業というのは「縁の下の力持ち」。「え?これも?」というものにめっきが使われています。弊社がお付き合いさせていただいている会社は500社。社員がトラックに乗ってお客様の顔を見て製品をお預かりし、納品するということを創業の頃から続けています。サザエさんの「三河屋さん」のイメージですね。お客様との信頼、従業員との信頼、どちらも大切にして会社が成長する。30年以上続く社員のお誕生会など、内も外も大切に。社員に対しての感謝を常に持っています。

　元々事務系の仕事に就きたくてこの会社に入りました。入社後2年間検査業務を経験した中で、仕事に対する責任と重要性を実感しました。めっきのことはあまり知らなかったのですが、現場で経験するうちに身に付きます。もっと勉強して先輩方のようになりたいです。富山県内は製造業が多く、特に弊社は「感謝・感動・感性・科学的管理」をスローガンに地域に根ざした企業です。富山県内で仕事がしたいと思われる学生さんは是非見学にいらしてくださいね!