株式会社上原園化学・食品・化粧品・医薬品 栃木県

もやしが食卓にのることが少なかった時代の街場の小さなもやし屋さんが始まりです。創業者の苦労を経て、私たちが長年蓄積してきたもやしの育成技術や生産関連データは、他社にはない経営上の幅と深みを形成します。また、小回りが効くので「上原園にお願いすれば、大丈夫」というお客様からの期待感にタイムリーに応えてまいりました。チャレンジの心を忘れず、時代や地域のニーズに合った商品開発に果敢に取り組んでいます。

「私達は生きていく上で最も大切な食を通じて、一人でも多くの人たちに感謝と誠意を持って、より健康な食生活を提供する企業になります」
事業を展開して行く上で、楽しくもうれしいことは二つあります。
ひとつに、お客さまの「おいしい!」という声。ふたつに、生産者の「よかった!」という声です。

FSMS(食品安全管理システム)に基づいた安全・安心な商品を、責任を持ってお客様に届けています。加えて、私たちには、「先発メーカーの良心」という規範があります。良心とは気付きです。今やろうとしていることは自分たちのことだけでなく、お客さまのためになるか、業界の底上げにつながるかというような観点からの考えと行動です。

2014年11月完工予定の新工場が稼働すると、カット野菜の製造基盤が更に充実します。もやしとカット野菜の商品構成がall in oneで完成し出荷可能になります。
また、地球環境にも優しい事業体でなければなりません。工場内エネルギーも灯油からLNGにシフトしました。生産農家の協力も得て、加工工場の残渣を原料野菜の栽培拠点に戻し、野菜生産の循環型システムを構築して行きたいと思っています。

最初から「自分はこれだ」と決めつける必要はないと思います。社会人としての先輩たちも、自分がどこでどうやって世の中に貢献できるのかをわかっている人は意外と少ない。これからです。思っている以上に、みなさんは可能性を秘めています。仕事は大変なことがあって当たり前。学生は「取り込む力」で知識や知恵を蓄えて、社会人は「吐き出す力」で自分の仕事を世の中に問うのです。何事も前向きに行きましょう。

就職活動の最中に東日本大震災がありました。その際に、食の困難に直面する被災者の姿を目の当たりにし、食を通じて社会に役立つようにと食品会社を選びました。徹底した安全保持や衛生管理システムに戸惑いつつも、お客様を思い、品質向上に向けて自らが取り組むなど、高い意識と熱意を持つことができるようになりました。また、あいさつや返事をしっかりすることで、早いうちから会社の雰囲気に溶け込むことができたと思います。