株式会社戸苅工業機械・プラント 愛知県

顧客の特別な要望を実現する職人集団製造工場の自動化・省力化をサポートする為、高度経済成長期からコンベア、ロボット周辺設備といった分野で、一貫して顧客の要望に応え続けてきた戸苅工業。
25年前からは、ロボットメーカーとパートナーシップを組んで、日本の製造現場にあったロボットを一つ一つカスタマイズしている。2014年に50周年を迎える同社は、それまで培ってきた技術力で、全国の企業から一つとして同じものはないオリジナルの注文が舞い込んでいるという。毎日同じ仕事を繰り返すことはない職人集団であると同時に、日本では主流でなかった欧州製ロボットを使用した設備を手掛け産業を切り拓いてきた。最先端の研究開発にも取り組んでおり、さらなる発展が期待されている。

「各種産業の工場内労働環境の改善、安全化・効率化の提供をもって社会へ貢献します。」設立から一貫して、顧客の要望に応えることをモットーとしている。それを支える技術力の高い社員を育成するには、技術よりも社員の意識を教育することが必要だと考えている。

①ニッチな市場でのビジネス展開
設立当時から、顧客の独自の要望に応え続けてきた。駆動精度が高い海外のロボットを使用し、競合他社では扱えない高度な設備を供給している。
②受注からアウターフォローまで一連した販促活動顧客からの発注を受けてから、受け渡しまで全て一貫して手掛けている。これは溶接のみ、板金のみ、機械加工のみを専業とする競合他社が多い中では極めて珍しく、また外注をできるかぎり減らすことで、顧客の突発的な要望にも迅速に対応することができる。

「独自の強みを維持しながらの企業規模拡大、海外展開」
現在、従業員数60名という企業規模を２倍ほどにしたいと考えている。しかし大きくなると、細かい要望に対応することが難しくなってくるため、強みを維持しながら拡大させていく。また、顧客の海外展開に合わせて、自ら海外でビジネス展開する準備を着々と進めている。

専務取締役　戸苅 康成
大学で学んだことを活かせるのが一番ですが、実際には仕事を通じて学ぶことがほとんどです。学業で視野を広げて、それをツールとして応用させていくつもりで大学生活を送って欲しいと思います。中小企業では、一人で多くの業務を担当することも少なくありません。また、大きなプロジェクトの管理者などを任されることへの魅力を感じてください。

電気設計担当　水野 伸幸
意見を言える環境かどうかが、会社選びの上での重要な軸ではないかと思います。多少自分のやりたいことと違っていたとしても、意見を言うことで変わっていく部分もあります。相手の話をきちんと聞けると同時に、自分の意見を持ち、しっかりと伝えられる人と仕事がしたいですね。