株式会社藤田鉄工所機械・プラント 宮城県

全国水産会社への導入実績による、豊富な経験とアイデアを活かし、お客様のご要望に沿ったトータルプランニングにより、鮮魚の鮮度維持に大きく貢献します。製品作りでは、図面製作し、部品加工と溶接工程を経て、磨き洗いから組立出荷据付工程まで一貫製作しております。
①衛生面を考えステンレス加工を主とし、海水やハードな環境にタフな機械製造
②お客様自身でメンテナンス出来る様な構造で、突発的なトラブルにも対応し易い

当社は、水産加工業の省力化機械を製作することを事業の柱としてきました。水産の中でも、特に魚を大きさごとに選別する一次加工を得意としております。当社の製品は鮮魚を取り扱う機械ですから、魚を高い鮮度のまま出荷するために故障があってはならないものとなります。そのため故障する可能性のある部品はすべて交換できるよう製作し、万全のアフター体制で臨んでいます。

当社ではプラントに納品するラインを製作しますが、そのラインはお客様先の地域性や組み方でまったく異なります。つまりお客様ごとにオーダーメイドでラインを開発している形となります。またお客様の要望の中には、これまでの当社の機械ではまかなえないものもありますが、当社で積み重ねたノウハウを駆使して新しい機械を製作することも少なくありません。そうした知識や技術が蓄積され、当社の財産となっております。

現在の業務内容は、東日本大震災で被災したお客様のプラントの復旧が優先業務となっております。基本的には震災前の状態に戻す「復旧」ですが、その中に新たなラインを組み込むことを提案しています。具体的には、これまで冷凍パンで鮮魚を外にさらして積んでいたラインを、段ボールに箱詰めするラインに替えて鮮魚を外傷や外圧から守る、というものです。震災前から推進してきたラインの組み替えを、今後も提案していきます。

当社は技術の会社であると思っております。技術は簡単に習得できるものではありませんが、ベテランから若手へと伝授されながら今日に至っております。その過程の中で最も大事なことはやる気です。社会に出てからも頑張れるように、今頑張っている勉強や部活動を通してやる気を培ってください。(代表取締役社長　米倉工雄)

入社後4年間は溶接課で部品の溶接に携わり、今年からは組立課で製品の組み立てを行っています。組立は最終的に製品が出来上がる部署なので、自分の手で製品を完成させることにとてもやりがいを感じています。私を世話してくれる先輩の方々は、周囲に目を配りながらもスピーディな作業で製品を組み立てていくのがすごいです。私も先輩のように、正確でスピーディな作業ができるよう技術を磨いていきたいと思います。(畠山孝　22歳　気仙沼市出身)