四国

四国の経済及び産業の概要と展望

四国の概要と産業の状況 ~全国合計値を上回る活況~

四国の経済規模・特徴

 徳島県、愛媛県、香川県、高知県の四国4県の総人口は391万人(2013年10月)で全国の人口の3.1%を占めています。日本全国に占める四国の面積は5.0%、域内総生産は13.9兆円で日本全国の2.8%(2011年度)となっています。
 産業別構成比では、第1次産業が2%、第2次産業が25%、第3次産業が72%で、全国平均と比べ、第1次産業と第2次産業の割合が高く、第3次産業の割合が低くなっています(2011年度)。

 四国の農業は、下図に示す通り野菜、畜産、果実、米をバランスよく生産していることがわかります。野菜では、茄子、ニラ、生姜、椎茸が、果物では様々な種類の柑橘類が国内シェアトップとなっています。更に、香川県のオリーブは日本で初めて栽培に成功し、現在でも圧倒的なシェアを誇っています。

図表1:四国の農業

(出典:農林水産省HP 生産農業所得統計)

 四国の漁業といえば、何と言っても“土佐の一本釣り”でしょう。マグロ、カツオの漁獲量は高知県全漁獲量の62%にも上ります。
 その土佐のカツオは「藁焼きたたき」として6次化に成功しています。他にも高知県安芸郡馬路村のゆず事業、徳島県上勝町のつまものに使用する「葉っぱビジネス」など、1次産業を全国有数の事業に育てているのが四国の特徴でもあります。地域活性化に興味があるUターン、Iターン希望者にとって、魅力的な地域といえるでしょう。

図表2:カツオの藁焼き

(写真:よさこいネットHP)

 2011年の四国の工業については、従業員数は0.5%の減少(全国では2.8%減)があるものの、事業所数、製造品出荷額等、付加価値額のいずれも増加しており、製造品出荷額等や付加価値額等、全ての項目で全国値を上回る伸び率となっています。

図表3:平成23年(2011年)四国地域の工業

 (出典:四国経済産業局)

 2012年の工業統計調査によると、四国の産業構造は全国に比べ、機械器具などの加工組立型産業の比率が低く(全国:43.8%、四国:22.3%)、化学や紙、パルプなどの基礎素材型産業の比率が高い(全国:41.9%、四国:63.0%)という特徴があります。

数多くの世界一、日本一企業

 四国には、以下に示すような世界一のシェアを誇る企業が数多く存在しています。
下記に示す企業はほんの一例で、このほかにもたくさんの世界一、日本一企業があります。

・徳島県:(株)河野メリクロン…シンビジウムの種苗(世界一)
     日亜化学工業…発光ダイオード(世界一)
・愛媛県:(株)クラレ西条事業所…ポバールフィルム(世界一)
     帝人化成(株)…DVD用ポリカーボネート樹脂(世界一)
・香川県:帝国製薬(株)…パップ剤(世界一)
     東洋炭素(株)託間事業所…等方性高密度黒鉛(世界一)
・高知県:ニッポン高度紙工業…電解コンデンサ用セパレータ(世界一)

産業集積に向けた取り組み例 ~LEDバレイ構想(徳島県)~

 徳島県では、世界的なシェアを持つメーカが立地する優位性を生かし、今後さらなる普及が見込まれるLEDの製造において、LEDに関連する産業の集積と、地域ブランドの確立を目的として「LEDバレイ構想」を立ち上げ、地域が一体となって取り組んでいます。
 具体的には、産官学が連携してLED関連商品の開発支援や利用促進事業、技術者育成支援に取り組んでいます。

2010年までの目標であったLED関連企業100社という目標を達成し、現在も2015年のめざすべき姿の実現に向けて取り組んでいます。

図表4:LEDバレイ構想

(出典:徳島県HP)

四国の雇用情勢について

活発な四国の雇用情勢

四国の有効求人倍率

 厚生労働省が発表した2013年度の「就業地別の求人数を用いた有効求人倍率」によると、四国の3県で全国平均を上回っていることが分かります。
 徳島県、愛媛県、高知県の3県では、バブル期以降の最高値を記録しています。これは、卸売・小売業の求人が伸びているためで、コンビニエンスストアの新規出店などが一因と考えられています。


図表5:就業地別の求人数を用いた有効求人倍率

(出典:厚生労働省)

 図表6に四国4県の有効求人数の年度別推移を示します。
 こちらでも、高知県を除く3県で常に全国合計値を上回っていることがわかります。高知県については、後述する“高知家”の取り組みにより、U、 Iターンを含む移住促進に県を挙げて取り組んでいますので、求人倍率に関しても改善していく可能性があります。


図表6:年度別有効求人倍率

(出典:厚生労働省)

四国の魅力について

住んでみたい土地、四国

移住希望ランキングより

 下表は、ふるさと回帰支援センターが実施した移住希望先のランキングです。
最新の2013年データでは、高知県と香川県がTOP10に入っています。


図表7:移住希望ランキング

(出典:ふるさと回帰支援センター 情報レポート)

 では、四国各県のどんなところに魅力があるのでしょう。各県HPの移住支援ページによると、以下のような点が優れているといわれています。
・徳島県:人口一人あたりの医師数が多い(2位)、女性社長の割合が高い(1位)。
・愛媛県:温暖で災害リスクが低い、物価が安い、多彩な産業集積がある。
・香川県:災害が少ない(災害被害額 3位)、待機児童なし、一人あたりの救急病院数が多い(2位)、他、魚、野菜、果物などの食べ物が新鮮で安くて美味しい。
・高知県:高知県を一つの家族と見立てた“高知家”として、県を挙げてPRに努めている。川が綺麗(仁淀川が2012年度一級河川水質ランキング1位)。

図表8:高知家ロゴ

(出典:高知県HP)

自然災害の被害額ランキング

 また、下に示す自然災害の被害額ランキングからわかるように、四国4県は、被害額の少ない県の上位にランキングしています。台風のイメージの強い高知県でも、被害額はそれほど大きくないことが分かります。


図表9:自然災害による被害額

(出典:総務省 平成23年度版 消防白書)

四国には、大自然と都会的な便利さが両立しています

 各県の都市部は人口20~50万人程度の地方都市で、日常品や買回り品など必要なものは簡単に手に入ります。
 一方、車を数十分走らせると、そこには大自然が広がっています。太平洋の荒波、瀬戸内海の島々、日本有数の清流や、雄大な山々にも近接しています。
 讃岐のうどんや土佐のカツオは全国的に有名ですが、他にも数々のグルメポイントや観光スポットが存在しています。
 都会のような渋滞もないため、車での移動も簡単。日帰りでも十分に大自然を堪能できます。

図表10:四国の自然
a) 面河渓


(写真:いよ観ネット)

b) 竹ケ島海中公園


(写真:阿波ナビ)

日本一の長寿県構想

 高知県民の平均寿命は、2010年のデータでは 男性:78.91年(全国42位)、女性:86.47年(全国21位)でした。
 高知県では、これを2021年には男女とも全国1位になることを目指し、保険、医療、福祉の分野でそれぞれ具体的な実施計画を策定し、推進しています。

図表11:日本一の健康長寿県構想

(出典:高知県HP)

最後に

 四国の魅力は、なんといっても大自然に囲まれ、その地域資源を生かした仕事に従事できることです。保険、医療、福祉も充実しており、スローライフを楽しみながら働きたい方には、正にぴったりな環境が整っています。

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